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2021年5月31日
北米南米
Covidの後の赤い金属が急上昇

主要経済国が大流行規制から回復したことを受け、全ての金属の価格は高くなっている。

金属市場はここ2ヶ月間、金属に対する需要は減少し続けている。それはすべての新金属と古鉄金属に当てはまる。アジアへのスクラップ市場は現在うまく進んでいる。モルガンスタンレーによると、21年第1四半期、中国の銅の古鉄輸入は、前四半期比35%伸びた。輸入量も2019年を上回っている。

しかし、インドでの新型コロナウイルスの感染増加は金属市場に影響を及ぼす可能性がある。

他の部門と同様に船舶の貨物空間も不足していて高い。それに貨物量が多すぎ、約束された納期と違うイシューについての問題も出ている。

 

・景気の上昇

経済の見通しがよさそうに見える。国際通貨基金(IMF)は4月初、世界経済の2021年は6%、2022年は4.4%拡張を見込まれる最新の世界経済展望(WEO)を発表した。

IMFは「2020年10月のWEOより2021年と2022年の方が強力」「今回の上方修正は、一部の大国による追加財政支援、2021年下半期のワクチン中心の回復期待、そして持続的な経済活動の低迷する移動性適応などを反映している。」と発表した。

しかし、IMFは「高い不確実性」がパンデミック、ワクチン供給、財政状態でこのような予想に影響すると発表した。貿易前線では、IMFが今年のグローバル商品やサービス貿易が8.4%急増し、2022年は6.5%増加すると見込んでいる。2020年には8.5%の収縮があった。

 

・アメリカデータ

労働統計局は2021年3月、米国内のリサイクル品などアップデートされた生産者物価指数を発表した。アップデートによると、リサイクル可能な紙は65.7%上昇し、銅は62.7%上昇して2位を占めた。アルミベーススクラップが40.8%上昇した。

人口調査局は、3月に米国の小売販売が9.8%増加したと報告した。自動車を除いた3月の小売販売は前月比8.4%増加した。総小売販売量は、第1四半期に前年同期比14.3%増加した。

 

・銅

銅の価格は世界経済を判断するバロメーターとされ、現在銅の価格は上昇を続けている。4月末、LME価格は2011年2月以降初めてUS 10,000ドルまで上昇した。LMEの株価は、ここ数週間上昇の勢いが続いた。

欧州の市場では、銅線は9,340ドルを達成し、他の品種の価格も大幅に値上がりした。Chopped copper wire scrapの1等級は9,485ドル、2等級は9,136ドル、Heavy copper scrapは8,557ドルまで上昇した。

 

URL: https://recyclinginternational.com/non-ferrous-metals/red-metal-soars-after-covid-blues/35831/