金価格はロンドン昼過ぎに午前中の上げ幅を失いトロイオンスあたり1700ドル前後を推移していました。
この間、新型コロナウイルスの感染源を巡る米中関係の悪化が嫌気されて、欧州株価が大きく下げる中で、金ETFは残高を増加させ、金銀比価は一月ぶりの高さを付けていました。
金地金現物価格は先週1.2%下げ、3月初旬以来の下げ幅を記録していました。
この間ドルインデックスは先週の一月ぶりの低さから0.3%強含んでいました。そして、欧州株価はアジア株価の下げ基調を引きついで、米中関係悪化の懸念からも先週の3日連続の上昇から下げた週後半のように下げていました。
昨日日曜日にトランプ大統領は、中国で発生した新型コロナウイルスに関する詳細のレポートを近い将来に発表すると述べていました。これは、ポンペイオ米国務長官が新型コロナウイルスの武漢の研究所が起源である「多数の証拠」があると述べた後のことでした。しかし、ポンペイオ国務長官はこの時点でその確証を発表してはいませんでした。そして、中国はウイルスがこの研究所からのものであることを全て否定をしていました。
金を裏付けとするETFの最大銘柄のSPDRゴールドシェアと第2の規模のiShareゴールドは、先週金曜日にともに増加し、6週連続で週間の増加を記録していました。
そして、SPDRゴールドシェアは週間で1.7%増で7年ぶりの残高で、iShareゴールドは1.28%増で過去最高となっていました。