中国政府が高騰する鋼材価格の抑制に動き出した。12日の国務院常務会議で李克強首相が「国内外の市場の変化を分析し、(鋼材など)商品価格の急激な上昇と影響について効果的に対処する」と発言。最大鉄鋼生産地の河北省唐山市の市政府は鉄鋼企業に対し談合など違法な値上げ行為を厳しく罰すると14日に伝えた。鋼材先物市場が反応し、熱延コイル価格は13日以降続落。鋼材や原料の価格は調整されるが内需は堅調で需給がタイトなため、なお高値にとどまる可能性がある。
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