セブン‐イレブン(本社:米国テキサス州ダラス)は3月16日、米国内の一部店舗で電気自動車(EV)向けの急速充電サービスを開始すると発した。カナダ国内の店舗にも近く展開するとしている。
同社の新たなEV充電ネットワーク「セブンチャージ(7Charge)」は、北米小売業界の中で最大の急速充電サービスの提供を目指している。同社は既にフロリダ州、テキサス州、コロラド州、カリフォルニア州の一部店舗で急速充電サービスを提供していたが、今回が独自のネットワーク立ち上げとなる。ジョセフ・デピント取締役社長最高経営責任者(CEO)は「われわれは今日、EVのドライバーに将来の利便性を提供するための事業拡大を通じて、顧客のそばで需要を満たすためにイノベーションを起こそうとしている」と述べている。
セブンチャージに関する同社ウェブページのよくある質問によると、店舗に設置する充電器は100%グリーン電力によって支えられ、人通りが多い店舗に設置する。料金はアプリまたはクレジットカードで支払い可能で、EV急速充電器の規格「チャデモ(CHAdeMO)」または「コンバインド・チャージング・システム(CCS)」と互換性を持つ全てのEVが充電できる。
バイデン米政権は2021年11月に成立したインフラ投資雇用法に基づいて、5年間で総額50億ドルを支出し、EV充電器設置などに向けた助成金プログラム「NEVIフォーミュラプログラム」の運用を開始している。NEVIプログラムでは、一般に開放されるEV充電器の設置が同助成金の対象となっている。2月15日には、テスラが同社のEV専用充電ネットワークの一部を一般に開放することを発表している。
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