Type-C充電器の共通化
iPhone、Android、ノートパソコンに共通の充電器はまだありませんが、将来的には1つの充電器ですべてのデバイスに対応できるようになるかもしれません。そのために、政府は本日（2022年8月17日）、関係者を集めた会議を開催しました。この会議の目的は、消費者のコスト負担を減らし、電子ゴミを減らすことです。この会議では、ユーザーに対して共通の価格基準を導入することが問われることになります。欧州連合（EU）が義務化を宣言し、スマホメーカーは2024年からUSB Type-Cポートを搭載した端末を発売しなければならないと定めています。この会議では、同省が業界をはじめとする関係者に文書で呼びかけました。この会議では、すべてのデバイスを充電できるケーブルを用意するプロジェクトが議論される予定です。
共通充電器とは？
スマートフォン市場では、充電器に関して様々な工夫がなされています。スマホやタブレットなど、端末ごとに充電器の種類は様々です。中には、充電器すら配らなくなった会社もあるほどです。そんな中、充電器の違いにより、ユーザーがトラブルに見舞われることも少なくありません。充電器はすぐに壊れてしまうので、何度もお金を使わなければならないこともあります。そこで、1つの充電器ですべての機器に対応できるようにしました。このように、すべての機器に共通で使える充電器を「共通充電器」と呼びます。
コモンチャージャーのメリット
欧州連合は、「共通充電器」キャンペーンを開始しました。特にType-C充電器の共通化によって、年間1,000トンの電子機器廃棄物を減らしたいというのがEUの考えです。このような状況では、共通充電器の登場によって、環境は恩恵を受け、電子機器廃棄物はなくなるのです。また、EUは、充電器のコストを年間2億5000万ユーロ削減したいと考えています。そんな中、多くの種類の電子機器がこの共通充電器のルールの対象となるため、共通充電器を持つことはユーザーのコスト削減にもつながります。これによって、ユーザーは各機器に別々の充電器を用意する必要がなくなります。1本のUSB Type Cケーブルで、すべての機器を充電することができるのです。
